A B C Eの各について説明していきます。


◎A(きびしい親)

 

 まずA(きびしい親)の部分です。子供や部下に向かってきびしいく教育する部分です。規則を守ることを教えたり、躾をしなくては、子供は社会人にはなれま せん。部下にも仕事の仕方やお客さんに対する対応を教育しなければなりません。自分自身にとっても、自分の意見をはっきり言うこと、嫌なことはノーと拒否 できることは必要です。

 

 この部分が低い人は、子供や部下を教育できません。自分を主張することもできなくなります。
 

 しかし、長所は欠点であり、欠点は長所ですから、この部分が強すぎると子供や部下をつぶしてしまうかもしれません。

 

 相手の欠点ばかりが目に入り攻撃的になったり、相手の話を聞かず自分の意見ばかりを通そうとするようになったり、批評精神があるのは良いのですが、否定的な発言ばかりで相手を困らせ、人間関係がギスギスしたものになります。

 

 この傾向は、人間に対してだけではなく、見るもの聞くものすべてにたいしてです。建物を見ても、色々なプロジェクトを見ても、同じ傾向がでます。

 

 また、A(きびしい親)は自然のルールを教えるたり、守らせる役割もあります。炎のなかに手を入れれば火傷をする。池に落ちれば溺死する。その他、ライフ・スタイルが乱れれば病気になる。そのようなことにならないようにきびしく指導しなくては、子供の命は守れません。

 

◆A(きびしい親)のまとめ
 

・子供や部下に行儀や作法をしつける親の心して良いことと悪いことをはっきりと教える
・社会のルールを教える
・生命を守るための自然のルールも教える
・自分の考えをはっきり主張したり、イエス、ノーをはっきり言う
・こごと 説教 揚げ足 攻撃 警戒 陰口 軽蔑 いじめ 無視 差別 のけ者 指図 制約 脅迫 からかう 嫌み
・[人の欠点から見える→あなたは間違っている]

 

◎B(やさしい親)

 

 B(優しい親)は、まさに優しい親の部分です。包容力です。子供や部下のためになることなら、自分のことは後にして、何でもしてあげようという気持ちになります。相手を批判する気持ちや自分が犠牲になっているというような感じはなど全くありません。

 

 何かをしてあげることが、楽しくて、喜びなのです。このB(優しい親)がなければ、子供や部下は育ちません。きびしさも必要ですが、優しさがなければ人は育つことができません。
 

 また、相手と共にいることが楽しいので、この部分が高い人は社交的です。人間関係が暖かいものになります。

ただ、欠点ももちろんあります。この部分が強すぎると、溺愛になります。きびしさがないので、甘やかされるだけとなり、子供や部下は社会人として自立できません。

 

◆B(優しい親)のまとめ


・子供や部下を優しく育てる親の心
・愛情を持って見守る
・自分のためよりも相手のためにすることが楽しい
・相手のために気をつかう
・協調性があり友好的、社交的
・人の成長や幸せがうれしい
・人間関係が暖かい雰囲気になる
・見返りを期待する親切 溺愛 おせっかい 愛着 ごますり
・おせいじ こび 賄賂 おだてる 調子を合わせる 裏取引
・[人の長所から見える→あなたは正しい]


◎C(合理性)

 

 それからC(合理性)は、合理的に論理的に物を判断していく部分です。こうして今皆さんが本を読んでいるのは、C(合理性)で読んでいます。 この部分が低いと感情に流されてしまいます。

 

 しかし、逆に強すぎるすと、クールになりすぎます。何でも合理的な判断で片付けることになり、人間性が感じられなくなってしまいます。

 

◆C(合理性)のまとめ


・物事を合理的に判断し行動する機能
・ 一つ一つ論理的に考える
・科学的に考える
・いろいろな状況に惑わされず、冷静に行動する
・親や子供の感情に振り回されている時に、はっと我に返る
・自己正当化 自己説得 損得のみ 計算づく 人間味がない
・無感動

 

◎D(自由気ままな子供)

 

 D(自由気ままな子供)は、食べたいから食べる、遊びたいから遊ぶ、眠りたいから眠るという本能にちかいことから、人生を楽しむ、仕事も楽しむ、言いたいことを言うなど、大人になっても生き生きとしている自由気ままな子供の部分です。

 

 どんどん積極的に行動ができます。過去の風習や世間の評価などに気になりません。楽しいことが良いのです。前に進むことが楽しいのです。

 

 しかし、度が過ぎますと、周りの迷惑を考えない、単なる我がままです。いろいろなことを考えて行動できないので、単なる暴走になります。

 

◆D(自由気ままな子供)のまとめ


・活発な子供の心
・好奇心に満ちている
・生きていることが楽しい
・フロンティア精神で前向きに生きる
・行け行けどんどんの時に充実感を感じる
・古い道徳や周囲の人に気をつかうことなく、言いたいことを言ったり、したいことをする
・相手がどうであれ、自分が楽しければ機嫌がいい
・わがまま 気まま 移り気 つっぱり 強気 不平不満がんこ
・うぬぼれ 自信過剰 繊細さがない 無神経 傍若無人
・[わたしは正しい]

 

◎E(自己防衛本能)

 

 最後は、E(人の評価を気にする子供)です。これは人の評価を気にする子供の部分です。B(優しい親)が相手のために気を使うのに対して、Eは自分のために気を使う部分です。

 

 常によい評価を得ようとしていますので、人の目が気になる、人の評価が気になります。「あの人はどう思っているのだろうか? どう思っただろうか?」、ということが非常に気になる部分です。

 

だから、あまりE(人の評価を気にする子供)が強すぎますと、人の評価ばかり気にして、自分のしたいこともできず、言いたいことも言えません。

 

 しかし、Eがないと、Eの高い人の気持ちが分かりません。人からは嫌われて人間関係がうまくいきません。「あまりお付き合いしたくない」と周りから思われることになります。

 

 また、人の評価が気になるだけに、「今のままの自分で良いのだろうか?」と自己反省したり、人の意見に耳を傾けることができるので、人間の成長には必要な部分です。

 

◆E(人の評価を気にする子供)のまとめ
・良い評価を得ようとする子供の心
・自己反省したり自己改革したいという気持ち
・素直に人の言葉を聞く
・人の不安を思いやる
・自分がしたいことや、言いたいことを押さえ、内心は嫌でも「ハイ」という、
・上司や力をもった人の顔色を見て妥協する
・自分を押さえ過ぎると積もり積もって爆発する
・相手のためではなく、自分のために気をつかう
・いい子ちゃん 人見知り 遠慮がち 不安 小心さ 弱気
・自己嫌悪 自信喪失 神経質 プライド 優柔不断
・[わたしは間違っている]

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