若い世代にも、少ないとはいえ「行け行けさん」がいます。「仮面さん」ではないのですが、グラフの形と本当の姿が違うという意味では、「仮面さん」に似ていますので、ここでいっしょに見ておきましょう。この場合は、「不満さん」になることが多いでしょう。「行け行けさん」がうまくいくためには、D(自由気ままな子供)が社会の中で現実の形にならなければなりません。

  つまり、A(きびしい親)とB(優しい親)が十分発達しており、社会との間で摩擦にならず、建設的な形になるということと、それを合理的に遂行するために、C(合理性)も発達していなければなりません。

  「行け行けさん」の代表選手は、敗戦を体験した昭和一桁世代ですが、この世代は、敗戦後何もない状態から、ありとあらゆる経験ができました。失敗は恐くありません。国自体が失敗したのですから、それ以下にはなりません。失敗を繰り返しながら、A(きびしい親)とB(優しい親)とC(合理性)を磨いてきました。

 百戦錬磨です。それがあって初めて、D(自由気ままな子供)がうまく社会の中で開花したのです。エンジンを吹かすだけではなく、車の構造も交通規則も習得し、さまざまな状況の中で運転の練習もできた。これが「行け行けさん」です。

  しかし、豊かな時代に生まれた若者には、そのような体験がありません。ファミコンと偏差値と鉄筋コンクリートの街です。A(きびしい親)、B(優しい親)、C(合理性)を勉強したり、練習、錬磨する環境にはありません。

  また、豊かな時代では、失敗はできません。失敗すれば取り残されてしまいます。しかも、国の規模も桁違いに大きく、社会の構造も情報も膨大で複雑になっています。下手に動けば、失敗は目に見えています。

  おとなしくしておればよいのですが、D(自由気ままな子供)が許しません。自分を主張しなければ、自分がなくなったように感じます。しかし、社会適応なしで、自分を主張すれば、「わがままだ。未熟だ」といって、相手にしてもらえません。ますます「不満さん」になり、C(合理性)がなくなり、悪循環に落ちていく、ということになりかねません。現代の日本は、このタイプの若者にとっては、親たちの時代とは違って、決して生きやすい時代ではありません。ストレスが溜まることでしょう。

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