●親からのメッセイジーを点検する

 

  A(きびしい親)、B(優しい親)、C(合理性)の部分を見てみましょう。これらの部分は、生まれつきあるのではなくて、教育やいろいろな影響を受けて成長するものです。その影響は小さいときの方が強く残ります。

 

 一昔前は、たくさんの子供がいる家庭はも珍しくはありませんでした。親が、照れ隠しのつもりで、「この子は、要らない子だったのです」と人前でいうこともよくあることでした。大きくなって言われても、たいしたことではありませんが、幼いときには親以外に頼れる者はありません。たとえ冗談にせよ、そんなことをいわれれば深刻です。

 

 いかに生きるべきか、どうすべきかは、言葉で言われるだけではなく、親の毎日の行動や生き方から、子供は、多くを学んで大きくなっていきます。もちろん、兄弟、友達、先生、書物などさまざまなものから影響を受け、A(きびしい親)、B(優しい親)、C(合理性)を発達させていくのですが、やはり最も大きな影響は親からのものでしょう。これを親からのメッセージと呼びます。
自分がどのようなメッセージを受けているのかを点検することが、大変重要です。

 

 A(きびしい親)の高い人では、とのようなメッセージが入っているでしょうか。「人を安易に信じてはいけません。だまされますよ」、これはお父さんがいい人で、人を信じたために倒産した。そのような出来事があれば、このような言葉が家庭の中でお母さんの口からいつもでていた。それがメッセージとなった。そういうこともあるでしょう。

 

 「後ろ指を指されるようなことをしてはいけません」、学校の先生の家や旧家、あるいは伝統や権威を重んじる家で育てば、このようなメッセージが大人になっても、頭の中で生き続けることがあるかも知れません。

 

 「欲しいものがあれば、人を倒してでも手に入れなさい」、これは穏やかではありませんが、強い子に育てたいという思いのあまり、そのようなメッセージを与えてしまうこともあるでしょう。

 

 次は、B(優しい親)の高い人です。「一生懸命に人のために働きなさい。そうすれば、必ず報われますよ」、二宮尊徳症候群と呼んでいます。現在の若者には理解しがたいことかも知れませんが、団塊の世代以上の方では、よく聞いた言葉です。

 

 国が貧しい時代のときには、自分のことは後にして、社会のために働く人間を育てなければなりません。このように教育することが必要でもありました。だから、その当時は、小学校には二宮尊徳の銅像が建てられているのが普通の光景でした。

 

 あるいは、「強くたくましくありなさい。そうすれば尊敬されますよ」、スーパーマン症候群と呼んでいます。たくましい父、しっかりした母、現在でははやりませんが、一昔前ではこういう言葉も聞き慣れた言葉でした。

 

 さて、C(合理性)にはどのようなメッセージが入っているでしょうか。自己正当化です。自分が間違っているのに、いろいろと理屈をつけて、自分の非を認めようとしない。むしろ、自分の方が正しいのだと主張する。いわゆる屁理屈です。

 

 あるいは、自己説得というのもよくあります。自分の不幸や失敗をそのまま認めるのでは耐えられません。「人生長い目でみれば、プラスマイナスゼロだ」とか、こうなる「運命だったのだ」とか、理屈をつけて人を説得するのではなく、自分を説得する。納得しようとする。こういうこともよくあります。

 

 この他にも、たくさんのメッセージを受けているはずです。幼いときのことは、忘れています。だから、じっくり思い出してください。すぐに思い出せなくても、「メッセージを点検するのだ」、という気持ちでいれば意外なときふっと思い出すことがあります。また、思い出したくない思いでもあります。努めて忘れようとしているうちに、ほとんど意識に上って来なくなっているものもあります。

 

 嫌なことを思い出すだけで、それから自由になる方法がなければ、だれも思い出したくはないでしょう。しかし、心配は無用です。私の心身医学は、根本解決をめざしています。必ず、自由自在になれる解決法を学んでいただきますので、安心して、幼い日の再発見をしてください。

 

 

 ●「不安」と「不満」を、どのメッセージで解決しようとしているかで性格ができあがる

 

 自分が「不安さん」であるのか、「不満さん」であるのかが分かり、どのようなメッセージを幼い日に受けているかが点検できれば、自分の性格を形成している要素が理解できます。

「バラバラさん」

 

「不安さん」で、その解決に攻撃、警戒のメッセージを受けていれば、「バラバラさん」になります。

 

 

 

 

 

 

「ぼろぞうきんさん」

 

「不安さん」で、「一生懸命に働くこと。親切にすること」というメッセージを受けていれば、「ボロぞうきんさん」になります。

 

 

 

 

 

 

「クールさん」

 

「不安さん」で、自己合理化や自己説得のメッセージであれば、「クールさん」になります。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「不安さん」で、攻撃のメッセージであれば、「あんたが悪いさん」になります。「不満さん」でも、攻撃のメッセージがあれば、「あんたが悪いさん」になります。

 

 

 

 

 

 

Dが高くても、昭和一桁代生まれのように、百戦錬磨を経験できた世代は、自分を生きることと、「働くこと、親切にすること」というメッセージがうまく噛み合って、「行け行けさん」になりますが、その後の世代では、百戦錬磨は経験できず、社会適応能力を身につけられませんので、「不満さん」になることが多くなります。

 

 

 

 

 

 

 

 

「不満さん」でも、「不安さん」でも、「我がままであってはならない。軟弱であってはならない。」というメッセージなら、「伝統さん」になります。

 

 

 

 

 

 

 

子供のままで、大人になれない人の場合は、「不安さん」であり、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「不満」さんです。

 

 

 

 

 

 


 

不安と不満の両方がある場合は、「子供ちゃん」です。

 

 

 

 

 

 

 

 それらを頭において、10のタイプを見てください。より理解しやすくなったと思います。ただ、注意点があります。あまり真面目にやらないで欲しいということです。心の問題を扱う時は真面目にやり過ぎますと、かえってよくありません。「あなたは、これこれですよ」と、きめつけるのは最悪です。「こういうこともあるかもしれない」程度にしておきましょう。

Comment





   

Calendar

S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     
<< December 2018 >>

Archive

Mobile

qrcode

Selected Entry

Profile

Search

Other

Powered

無料ブログ作成サービス JUGEM